見聞録 リノベーションと言うものについて

戦後、とにかく住宅がなくて貸し手が物凄く有利な条件でしか契約をしない、と言うことがあったのです。そうなると一般人が非常に困ります。そこで借地借家法では借り手は非常に強い保護を受けているわけです。そうした状況の中で2000年に借地借家法が改正されて、期間貸しであるリノベーションと言う方法で貸すことが正式に出来ることになったわけです。キチンと期間を設けて貸すわけですから、基本的には更新はなしです。但し、あくまで自由契約ですから、お互いに納得すれば、契約を伸ばすことはできます。しかし、原則としては更新は出来ないのです。ちなみにこうした貸し方はアメリカでは一般的です。長期出張で家を空けるときなんかに人に貸すのです。無駄に家を空けておくくらいなら、人に貸して少しでもお金にしたほうが良い、と言う発想です。日本では住んでいる家屋を貸す、と言う習慣がありませんし、家と言うのはかなり閉鎖された空間であると言う考えがあります。長期に不在にすると言っても貸すことに抵抗がある人のほうが多いです。まだまだ普及していませんが、まだ施行されて十年とちょっとですから、これからどんどん増えていくことが予想されます。